外壁塗装会社の選び方
外装塗装を行う際に最も重要と言える「業者選び」。このページでは、川崎市・横浜市で外壁塗装会社をお探しの方が失敗しないために、外壁塗装会社の選び方についてご紹介します。
外壁塗装の会社選びは慎重に!
外壁塗装を依頼できるのは、塗装業者やリフォーム会社に加え、ハウスメーカー、工務店などさまざまです。外壁の塗装は、建物の材質や旧塗膜、そして下地に合わせた塗料を選定する必要があるため、専門知識と経験が豊富な業者に任せるのが安心です。
ハウスメーカーも専門知識が豊富だと思われますが、実際には下請けの外壁塗装業者が施工を行うため、中間マージンが発生して価格が高くなったり、下請け業者が利益を出すために工程を省くなど外壁塗装が失敗するケースも報告されているので注意が必要です。
外壁塗装には「定価」というものがなく、家の大きさや塗料の種類、壁の状況などによって塗布する量や補修内容が変わるため、業者選びはしっかりと吟味し、安い見積もりだからといって即時契約しないよう注意してください。
また、塗装工事の品質について施工直後には判断できないため、手抜き工事はすぐに見抜けません。そのため、外壁塗装の耐久年数が「30年持つ」など長過ぎる期間を申告されたり、「足場0円!」「キャンペーン特別価格!」などと謳い、その場での契約を急ぐような業者には慎重になったほうが良いでしょう。
どんな基準で選んでいる?塗装経験者が重視した基準とは
悪徳業者を選ばないように慎重になる塗装業者選び。他の人は、なにを基準に決めたのでしょうか。
他の人が業者の選び方の基準にしているもの | 割合 |
---|---|
価格の透明性、明朗さ | 39.4% |
説明のわかりやすさ、丁寧さ | 33.4% |
価格の安さ | 31.5% |
これまでの実績・施工事例の良さ | 29.8% |
気軽に相談できる | 27.0% |
接客対応の態度の良さ | 19.2% |
施工技術の高さ | 19.1% |
アフターメンテナンスの良さ | 16.8% |
※ 出典:2010年10月実施(1133人):国土交通省 リフォーム工事における消費者・事業者のニーズ |
このように外壁塗装では、価格の「安さ」よりも価格の「透明性」が求められている傾向が見受けられます。
しかし、最も重要なのはその家に住む「あなた自身・家族」の選択です。例えば「業者の態度が良くなかったが価格は安かった」「金額は高かったけれど満足行く塗装ができた」など、満足度の重きには個人差があるものです。
大切な家を任せられる業者を選ぶため、選ぶ基準について明確にしておくと良いでしょう。
外壁塗装工事ができるのはどんな会社?
外壁塗装を行っているのは大きく分けて
- ハウスメーカー
- リフォーム業者
- 地元業者
となります。
ハウスメーカーは大手業者が多く、地元業者は外壁塗装を専門とする業者です。
この3つの業者での比較について、下記の表をご参照ください。
※表は左右にスクロールして確認することができます。
業者 | 費用 | 安心・信頼 | 技術 | 融通 |
---|---|---|---|---|
ハウスメーカー | 高い | 高い | 高い | 利きにくい |
リフォーム業者 | 高い | 普通 | 普通 | 利く |
地元業者 | 安い | 普通 | 高い | 利く |
「ハウスメーカー」は下請け業者(地元の塗装業者)に施工を委託するため、中間マージンが発生し費用が高くなります。また、依頼者自身が塗装業者を選定できないこともネックといえます。下請け業者によっては利益を確保するために手抜き塗装を施すおそれもあるので注意が必要です。
次に「リフォーム業者」ですが、外壁や屋根以外に直したい部分がある場合、同時に工事ができるというメリットがあります。しかし本来はリフォーム専門であり、最近塗装も手掛けるようになったという業者の場合は、塗装に関する技術や知識が乏しい場合があるので注意が必要です。
最後に「地元業者」は地元密着型の業者が多いので、地域環境に合わせた塗装や、相談すればすぐに駆けつけてくれるのがメリット。また、比較的費用が安く抑えられることからも多くの方に選ばれています。しかし業者の数が多いので、信頼できる業者を探すのに苦労します。
外壁塗装業者選びで確認すべき5つのポイント
数ある外壁塗装業者の中から、たった一件を選ばなければならない外壁塗装。選定にあたり、確認すべきポイントについてご紹介します。
①許可・資格
外壁塗装業者に許可や資格は必要ありませんが、長年の実績と経験によって取得できる許可や資格があるので、所持している業者は信用度が高まります。合格証書など発行された公式文書を確認してみるのはおすすめです。
「塗装技能士」には1級と2級があり、1級は実務経験7年以上、2級は実務経験2年以上で取得可能なもの。「1級塗装技能士」というように級数を明記せず、「塗装技能士」というようにぼかしている表記を行っている業者には注意したほうが良いでしょう。
「建設業許可票」は、500万円以上の工事を行うために必要なものです。通常、外壁塗装だけでは500万円を超えるケースが少ないため許可証を所持していない業者も多いのですが、この許可証の取得には会社の資産状況や業務履歴などが審査されるので、これも信頼度が上がるポイントとなります。
塗装業者の場合、許可を受けた建設業の欄が「塗装工事業」となりますので、併せて確認してみてください。
②ホームページの情報
ホームページには施工実績について掲載していることが多くあります。各工程の写真の掲載や工事価格など、適正な工事を行っているかどうか確認しましょう。
また、代表者のプロフィールを併せて確認しておくこともポイント。塗装技術の無い素人が率いる会社の場合は、下請けに工事を丸投げしているケースもあるので注意しましょう。
③保証・保険
万が一、建物が破損や盗難に遭っても、業者が「建築工事保険」や「請負業者賠償責任保険」に加入している場合は保険金が支払われます。また、業績不振などにより塗装業者が倒産後に補修が必要になった場合には、リフォーム瑕疵保険に入っていると保険会社からリフォーム費用が支払われて補修ができます。
このように、保証の有無は契約前に確認しておきましょう。
④アフターフォロー
耐久年数よりも前に塗装が剥がれてくるなど、外壁塗装には不良が生じることがあります。これが業者のミスによる施工不良であった場合、無償での補修を行う「工事保証」があるか確認しておきましょう。この工事保証の対象期間は、施工後5~10年間となっていることが多く、「自社保証」や「アフター保証」というように記載されていることもあります。
⑤自社施工
大手ハウスメーカーへ依頼すると、下請けが塗装を行います。そのため、中間マージンが発生して費用が高くなるほか、施主の要望も間を通して伝わるため、契約前の打ち合わせ内容について業者がしっかりと把握していないこともあります。そのため、施工主の要望が伝わりやすい自社施工業者を選ぶのがおすすめです。
外装塗装には《悪徳業者》も多数!!
外装塗装では、手抜き工事や高い費用の請求などといったトラブルが多く聞かれます。これは、外装塗装には定価が定まっていないことや、塗装工事の品質が施工後すぐに判断できない点、また外壁の状態は外から見えるので飛び込みの営業が多いことが挙げられます。
特に塗装工事の品質は塗装直後に見極めることができないので、手抜き工事をされていたことが数年後に発覚するケースがほとんどです。「30年持ちます」などと謳い、オリジナル塗料による外壁塗装は耐久年数がとても長いということをアピールする業者も多くいますが、実際に30年持つのかどうかは30年経ってみなければわかりません。また、一般の方は塗料に関する知識が乏しく、どれが本当に自分の家に適しているのか判断するのも難しいため、業者任せになってしまう点もトラブルの原因となる一つです。
このように、問い合わせ〜施工直後の段階では悪徳業者かどうか明確に判断するのが難しいので、注意しましょう。
このような悪徳業者の手口について、こちらのページでも詳細をご紹介していますので、合わせてご参考ください。
外壁塗装業者を簡単に選ぶ方法とは?
数ある外壁塗装業者の中から1社だけを選ぶのは大変な苦労を要するものです。
当サイトでは、横浜市と川崎市で優良認定を受けた塗装業者のみをピックアップしています。外壁・屋根に関するお悩みの無料相談をはじめ、塗装業者の紹介や見積診断サービスなどを行っています。
当サイトでは、コンシェルジュが屋根・外壁状況をヒアリングし、最大3社をご紹介。その中から塗装業者を選ぶだけの《3ステップ》で完了します。
あなたにぴったりの外壁塗装会社は?
ハウスメーカー・リフォーム業者・地元業者の3種から、どの業者が適しているのか確認しましょう。
業者を選ぶ基準として、
「価格の透明性、明朗さ」
「説明のわかりやすさ」
「価格の安さ」
「技術の高さ」
「手厚い保証」
が挙げられますが、どれを優先したいかで選ぶ業者は変わってきます。
とにかく手厚い保証を求めるのであれば、ハウスメーカーがおすすめです。施工は下請け業者に委託するため、価格の透明性や安さ、作業説明のわかりやすさなどについては他の業種に劣るでしょう。ただし後に不良が発覚した場合のフォローは、期間中何度でも保証されることが多くなります。
全てまんべんなく、中間的なクオリティを求めるのであれば、リフォーム業者が合っています。しかし、リフォーム業者は塗装専門の業者ではないことを覚えておきましょう。
最後に、価格の透明性や説明のわかりやすさ、そして高い技術を安心の価格で受けたいと思うのであれば、地元業者をおすすめします。大手ではないことが多いため保証の点ではハウスメーカーに劣る部分もあるかもしれませんが、地域密着型の地元業者は、駆けつけるのが早いというメリットがあります。
※表は左右にスクロールして確認することができます。
選ぶ基準 | ハウスメーカー (大手業者) |
リフォーム業者 | 地元業者 |
---|---|---|---|
価格の透明性、明朗さ | 1 | 2 | 3 |
説明のわかりやすさ | 1 | 2 | 3 |
価格の安さ | 1 | 2 | 3 |
技術の高さ | 1 | 2 | 3 |
保証 | 3 | 2 | 1 |
まとめ
外装業者の選び方についてご紹介してきました。
多数の業者の中から1社を見極めるのはとても大変ですが、失敗しないためにも慎重に検討しましょう。下記リンクでは「地元業者」と「大手業者」の違いについて詳しくご紹介していますので、併せてご参考ください。